2025年05月15日

全国的に伝染性紅斑(リンゴ病)が流行しており、4月27日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数は1医療機関当たり1.3人と過去10年で最も多くなっています。

伝染性紅斑は頬がりんごのように赤くなることで「りんご病」と呼ばれています。
ヒトパルボウイルスB19の感染によって起こり、幼児・学童の小児を中心にみられる流行性の発疹性疾患です。


【症状】
・約1週間ほどの潜伏期間で鼻水、咳、発熱、倦怠感、筋肉痛などのかぜ症状から始まります。発熱はあっても、軽度であることが多いです。
・かぜ症状が出てから10日ほど経過すると頬が赤くなり、続いて腕や脚部にも網目状・レース様の発疹がみられます。胸やお腹、背中にも発疹が出現することがあります。
・発疹は1週間ほど続き、自然に消失しますが、一度消えた発疹が短期間のうちに日光や熱(入浴や運動など)により再出現することがあります。
・大人が感染した場合、手指や膝の関節が痛くなる・腫れるといった症状が出現することがあります。
しかし、かぜ症状や頬が赤くなる、発疹などの症状が出ない場合があります。


【感染経路】
・飛沫感染(感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことにより感染すること)
・接触感染(感染者と接触したり、ドアノブや手すりを介して感染すること)


【予防・治療法】
・せっけんによるこまめな手洗い ※アルコール消毒では効果が得られにくいといわれています。
・咳エチケット
・マスクの着用
・体調不良がある場合は自宅で安静に過ごしましょう。
・ワクチンや特別な治療法はなく、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。


【妊娠中または妊娠の可能性がある方へ】
・これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中(特に妊娠前半期)に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫*という重篤な状況や、流産や死産になることがあります。
*胎児水腫・・・胎児の胸やお腹に水が溜まったり、全身に浮腫(むくみ)をきたしたりする病気
・伝染性紅斑を疑う症状がある場合は医療機関に相談しましょう。
・感染しても症状がない場合もあるため、周囲に感染者がいる場合は妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
・かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
・多くの子どもと接する機会がある職業の人は特に注意が必要です。


厚生労働省-伝染性紅斑について
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